Webと自転車のはざまで

自転車と仕事を愛する男、mattaの日記のようなものです。

ChatGPT

早いものでもう1月も終わり。年末の寒波以来、なりを潜めていた冬将軍が北陸に来襲して20数年来の低温に見舞われ、隣町では水道管凍結とその破壊により大規模な断水が発生。知り合いも何件か不自由な生活を強いられていたらしいがようやく復旧のめども立ったようだ。

私は、昨年末に表題のChatGPTの存在を知って以来、おもちゃを与えられた子供のように暇さえあればこれをいじっていた。これまでのチャットbotにはがっかりさせられてきて、当初まったく期待していなかったが、いまや期待を大きく上回る状況。初めは英文しか読んでくれないと思い込んでいて、音声認識APIができれば、英語が必須と思い込んで急遽英会話の勉強も始めたが、なんと日本語もしっかり認識してくれる。翻訳だけでなく、英文の添削や要約、質問作成までやってくれるのを見て驚いた。先日大量解雇を発表したマイクロソフトが開発元OpenAIに巨大出資をすることに決めたこともうなずける。Googleサービスに押され気味なオフィスソフトにこれらを搭載すれば、一気に巻き返しなるかもしれない。

しかし、文書作成の観点ではまだ実用といった領域には達していないのではないだろうか。大学生のレポート生成ぐらいには使えるかもしれないが、個々の職場でそのローカルな情報の塊のようなビジネス文書を生成、校正などできるだろうか。できない。なぜなら、ChatGPTはオープンな情報にしかアタッチできないからだ。一方で、クローズなデジタル情報を膨大に抱え込んでいるのGoogle。彼らが、その合法であれ、非合法であれその大きな力を解き放ったら。