Webと自転車のはざまで

自転車と仕事を愛する男、mattaの日記のようなものです。

Gmail利用のあれこれ

せっかくの4年に一度の閏日だ。何か記念に書いておこう。今日生まれた赤ちゃんは、4年に1回しか誕生日がこないことになるが、実際には1年たてば1歳になる。法的には2/28の24:00をして満○歳ということらしい。だから、3/1に変わるほんのわずかな瞬間が誕生日ということらしい。なんとも忙しい誕生日であることか。
さて、長年使ってきたメーラをGmailに変えて3ヶ月。ずいぶん慣れてきたので簡単にレポートすることにしましょう。
最近まで使っていたメーラはMS-Outlook2007。OutlookWindowsおまけのOutlook Express(バージョンは忘れました)から、Outlook2000そして去年2007にバージョンアップするまで10年近く使ってきたであろうか。その前は確かシェアウエアAl-mailをインターネットブレーク前のWindows3.1からしばらく使っていたが、貧弱なPCでもさくさく動いてくれた。まだ生き延びているだろうか。
Gmailのようなサーバサイドのサービスは、以前からプロバイダのniftyメールをちょこちょこ使っていたのでその便利さは承知していた。メーラの入っていないPCや出張先のホテルの備え付けのPCでも使える(パスワードの扱いは十分注意、スクリーンキーボードで対応)。しかし、niftyメールは保存サイズがすぐ問題になった。今でこそGmailと同等の5GBの容量を提供してくれるが、当初は数十MB程度であったと思う。これでは添付ファイルてんこ盛りのメールをひと月保存しただけでパンク。一方Gmailは確か2GBぐらいから始まったのだろうか、それがどんどん広がって今現在では6GBに達している。メールを気兼ねなく放り込んでいるつもりだが、なかなか使用済み領域「0%」から抜け出せない。(笑)
なんと言っても、Googleのお家芸である検索が賢くて高速だ。ラベルをつけたり、メールに"+"などを負荷してラベリングする機能もあるが検索だけで間に合ってしまう。連動広告も表示されるが、yahooなどのうるさい広告と比べれば十分許せる範囲。そしてここからが乗り換えた最大の理由なのだが、niftyのような他のメールサーバのメールを"***@nifty.com"などの元のアドレスのまま管理できる点である。詳しくはGmailで全てのメールアカウントを管理する方法 | G Mania - グーグルの便利な使い方を参考にさせてもらうとして、これを利用すれば複数アドレスをGmailで集中管理できる。
では、Outlookは捨て去ったのかと言われれば、実はまだしっかり使っている。Webサービスの弱点は当たり前だけど、ネットが無いと使えないこと。飛行機の中や山間地ではモバイルからアクセスできない。また、Gmailを100%信用するわけにも行かない万が一ダウンした場合にはお手上げだ。そんなときに備えて、IMAPという既読管理も行えるプロトコルOutlookにメールを保管しているのだ。
あと、カレンダー機能もGoogleさんに移行できない問題が残る。PCなら申し分ないが、モバイルでの表示が考慮されていない点だ。先のオフライン時の対応にも問題がある。Gmailの方はモバイル表示が準備されているのに、カレンダーは画面遷移が複雑になるので難しいのだろうか。でも、逃げ道はあってGoogleカレンダーOutlookのカレンダーがシンクロできるのだ。あとは、私の場合手持ちのモバイルはOutlookとシンクロして3段構えの連携をしていることになる。スパムメールへの対策も自ずから万全で、niftyのフィルタとGmailのフィルタが2重にかかっているので一切、目にしなくても良くなった。
ケータイで何でもすませられればそれで良しなのであるが、私は根っからのPC世代なのでキーボードがないともう手も足もでない。Googleがケータイに照準を合わせているのは、オフラインでの非同期サービスの開発を積極的に進めていると伝え聞くことからも容易に察しがつく。Gmailがケータイに入れば、熾烈なケータイの開発競争にビジネスユースに限ってのことだけど、一つの終わりが来るのかも知れない。