Webと自転車のはざまで

自転車と仕事を愛する男、mattaの日記のようなものです。

0:00起床 さくら道ネイチャーラン応援ライド 走行距離【125】km


onixさんからのお誘いで昨年同様さくら道応援ライドへ。昨日6時に名古屋を出発し金沢を目指している超ウルトラマラソンのランナーを迎撃するのだ。3時間寝てないけどだるさは無し。今年は装束選びに悩んだ。昨年は真冬仕様でも寒くてその恐怖感があったけど、低気圧が西から迫っているので南からの風がフェーンをもたらすと予想してウインドブレークアンダー+チームジャージ+ニーウォーマとこの時期の山岳としては軽装で出発。念のため、アームカバーと追加のレッグウォーマをウエストバックに仕込んでおいた。0:30スタート。コンビニで補給を調達後、1:00に森本駅でonixさんとランデブーして五箇山目指して走り出す。ちょっと肌寒く感じたけどニーウォーマでぎりぎり我慢できる程度の寒さ。先頭交代しながらある程度気合を入れつつ穏当に県境越えする。気温は11℃前後。

石川県側は集落がなくなる区間が長いので特に暗い。それでも今回は私もowleyeの3wを焚いて走っているのでonixさんと二人で照らせばそう恐怖はない。ただ、やっぱり見通しが効かないので登っているのか下っているのかわからない。しばらく走っていないコースなのでカーブの具合も忘れてしまっている。福光へ降りると予想通りフェーンがかかってずいぶん暖かく感じる。まだそう風もないので風上に向かうのもそう苦ではない。コースを逆走して、五箇山トンネルへの暗闇の峠に差し掛かる。ここはずいぶん長くて勾配もある程度のぼりだが、暗闇のメリットで視覚からくるのぼりのストレスを感じないことが面白い。坂を中ほど過ぎまでクリアしたころであろうか、先頭のランナーが降りてきた。去年は五箇山トンネル出口でお出迎えしたからちょっとペースが速い。

登るにつれて残雪の塊から吹き込む冷風で震え上がることもあったが、これは局所的で暑ささえ覚える箇所もあった。トンネル手前でもう一人のランナーを激励。トンネルの中は寒いけど登っているのでがまんできる。車がまったく来ない明るいトンネルはナイトライドの醍醐味でもある。帰りの五箇山トンネルは暖かい空気に入れ替わってレース中のような疾走感が格別だった。平村で小休止。ここも暖かいくて16℃の表示もあった。雨雲レーダ確認して金沢に接近する7時ぐらいには帰りたいねという目論見で、ブナオ峠入り口の西赤尾ぐらいまでは行ってみようということになった。闇の中をカンテラを照らしてやってくるランナーを見つけては声をかける。何本かトンネルを抜けて、高速五箇山IC付近で強烈な向かい風に襲われる。山も風でゴーゴー鳴っていて一人じゃとても怖いだろう。相談してここでUターンすることにした。

追い風に乗っていい感じで回せてきたけど、2回目の五箇山トンネルはキツイ。onixさんが絶妙な間合いで引いてくれるので私も垂れることなく最後までくいくいトルクをかけて峠をクリアできた。過去最短の時間感覚でした。下りはすべり止舗装で快適ではないが、眼下に広がる砺波平野の夜景は見事だった。追い風の中50km/h近いスピードで福光近辺をクリアして県境の最後ののぼり。ここもonixさんの絶妙の間合いで最後まで絞り切った感じ。おかげで残った清水谷の小上がりではついに付切れ。5時を回ってずいぶん明るくなってきて朝練の雰囲気も漂ってきたが、もう身体が動かない。石川県側は風が落ちたことをよいことに兼六園までのアシストは撤回。森本でお暇することにした。朝食とってなにか得した気分の日曜のスタートだったけどやっぱり眠気がどんと来て素直にたっぷり昼寝しました。