たまさか
お正月には珍しい晴天の下、親子で凧揚げしたり自転車の練習に励む姿になごみつつ、私たち2人は大きなアパート横に通りかかった。妙齢の女性が私の視線などはばかることなく外を見ていておかしいなと思ったその瞬間大きな揺れが来た。住宅地に響く悲鳴。ゆさゆさ揺れる電信柱と電線。私たち2人も立っているだけで精一杯。スマホは緊急地震速報だけでなく津波の警告もけたたましく鳴らしていた。5分ほど揺れていた印象だが、能登半島では初めに震度5強、時間をおかず震度7の大地震に見舞われた。
今、我々は与えられた持ち分を粛々と果たすしかないと思う。早く地震が収まって、復興の手伝いができる日まで。※写真は近所の神社さんの大灯篭倒壊の図。元旦の早朝ランと正式初詣の2回の都合4回通過してました。
金沢市にパブリックコメントしました
自転車レーン先進都市だった金沢がちょっと足踏みしているようなので、以下のパブコメに乗じて一筆したためました。少しは聞き入れてもらえるでしょうか?
新たな都市像(素案)について/金沢市公式ホームページ いいね金沢
「未来を拓く世界の共創文化都市・金沢」を拝読しました。
とてもよく練られた素晴らしい提案だと思います。
ただ1点気が付いたことは、自転車利用の促進とその走行空間確保が謳われていないことです。以下、引用しつつコメントします。
(1)世界に誇る伝統と創造の文化が息づくまち ~魅力づくり~
④世界の人々が憧れ滞在したくなる都市ブランド力の向上
・住む人と訪れる人がまちの価値を共有し、共に高めていく機会の充実
・来街者の満足度を高める受入環境の充実・強化と交流の促進
こちらに上げられているように、外国人の来街者とくに西欧人が増加しています。彼らが楽しそうに金沢市街地を散策されている歩道を、速度を落とさずに走行する自転車がとても多いこと。自転車が歩道を走る文化にいない彼ら彼女たちは一様に眉をひそめています。
きっと、小さな接触のトラブルは多少なりとも起きていることでしょう。
(2)多様な人々が共生し、心豊かに暮らせるまち ~暮らしづくり~
③心身ともに健やかに暮らせる健康都市の推進
・未病対策の推進と健康を守る環境の整備
・文化芸術・スポーツ活動を通じた健康増進 など
④人と自然が共生する地球にやさしい生活環境の形成
・ゼロカーボンシティの実現に向けた脱炭素化の推進
自転車の利用促進は、こちらにも通じることだと思います。
(5)活力と個性があふれ、安全で持続可能なまち ~都市づくり~
①魅力あふれる中心市街地の活性化
・居心地よく過ごせる空間の創出と魅力ある歩行環境の整備
④市民生活を支える交通ネットワークの確保
・快適で安全な交通利用環境の向上と交通機能の連携強化
・公共交通の利用促進と交通行動の転換
「交通行動の転換」と抽象的に謳われてはおりますが、ライドシェアなどと同様に自転車利用と走行空間確保を明文化すべきではないでしょうか。
金沢にはまちのりもあります。自転車レーンをますます拡充して安心して歩道を歩ける街づくりを目指しましょう。
(1)世界に誇る伝統と創造の文化が息づくまち ~魅力づくり~
④世界の人々が憧れ滞在したくなる都市ブランド力の向上
・住む人と訪れる人がまちの価値を共有し、共に高めていく機会の充実
・来街者の満足度を高める受入環境の充実・強化と交流の促進
安全に安心して歩ける街づくりこそ金沢のブランド力向上につながると考えます。
(住所)
(氏名)
6:00起床 通勤時間
明け方目覚めてしまって読んでいるテキストを読み始めたらまた眠くなってベッドにもぐりこんだらもう外も明るくなってきた。今日は女房殿は仕事がお休みなのでそっとしておいて白湯だけ飲んで出かける準備をする。あいにくの雨模様。最近継続できている自転車通勤は一回お休み。それでも、駅までなら持ちそうなのでシェアバイクの「まちのり」にスマホをタッチして駅まで。
通常の金沢駅までのルートは、走りやすさ優先で自転車レーンの整備された車道を優先して利用しているが、今日は乗りたい電車が迫っているので時間を優先し歩道などにもぐりこんで信号のめぐりあわせも幸いしてこれまでの最短時間で到達した。7時台前半は歩道を歩く人も少ないのね。
金沢駅からは13日から全面的に新車両が導入された七尾線に乗る。全線ようやくICOCAにも対応。新車両の520系は乗っていて気持ちがいいね。通学の高校生たちはすぐに東金沢で降りてしまって確実に座れる。走行音も静かでコロナ禍にあって乗客も皆静かにスマホを見たり読書をしたりしていて新幹線にも引けを取らない快適空間だ。
指定の降車口でスマホをタッチしてスマートに精算終了。幼いころ蒸気機関車から慣れ親しんだ七尾線だが未来を着実に取り入れている。まちのりもそう。
6:00起床 梅雨本番
勤めに出かける女房殿の車に乗せてもらって、被せ物が外された鼠多門からジョギングスタート。折りたたみ傘は持ってきたけど、大した雨でもないのでそのまま走りだす。大手町から東山界隈を突っ切って卯辰山にとりつく。雨もあるだろうが日曜の朝なのもあって散歩している人もほとんどいない。
普段見過ごしている金沢の歴史案内板に足を止めながらのんびりジョグ。卯辰山の急勾配は歩いて登る。お目当ての菖蒲園はほぼ満開。ここは結構人がいて、私はマスクをしてこなかったので写真だけ取って卯辰山三社方面へ。ここは結構苔むしていて防水目的で履いてきたスノーターサーはコケでも威力を発揮する。浅野川への下りもしっかりグリップ。あまり不安はなかったがやはりこけたら大変。先日の女房殿の骨折のことのあるし、慎重に越したことはない。
小立野の登りは走り切って、犀川への下りは歩幅を広げて。自宅着したところで本降りに。居間から見える電線に、この雨に濡れそぼつツバメの姿が。盛んにつばさを手入れするのもいるが、微動だにせずただ濡れそぼつツバメの心境やいかに。
5:30起床 街ランと町内会懇親会
5:30起床。すっかり習慣となったオーディオブックを聞きながらの家事。何事も集中しながらと思ってはいるが、ワンパターンの朝食作りなので、少ないながらもワーキングメモリは空いている。ちょこちょこ聞いてきたバーゲン価格で手に入れた「サピエンス全史」も最終盤。これまで、歴史というと宗教や文化、地理など軸となる概念を念頭に置きながら考えることはしてきたつもりだが、本書ではそれだけにとらわれず、著者の人類学、生物学など広範な知見から編み出される考察には正直恐れ入った。著者曰く
歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を拡げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するためなのだ。
ここに立ち返っているのが、うれしいしもっと勉強したいという気にもなった。お正月に読んだ「ホモデウス」も聞いてみようとサイトを覗くと定価になっていた。
勤めに出る女房殿に広坂まで送ってもらってお散歩ラン開始。荒れる予報であったが、雨風もなく、用心のため着てきたカッパも暑苦しくなってきた。大手町から東山を通り抜けて卯辰山へアプローチ。車は来ないが滑り止めの入った急坂。その先には今が満開の菖蒲園があった。神社さんを抜けて浅ノ川界隈へこれまた急坂を降りる。以前から気になっていた卯辰山から見下ろす。甍の波の横山町界隈を探索。
自宅の近所の犀川べりもこのような古い町屋が密集しているが、日曜の朝はとても落ち着いていて歩く人もまばら。グネグネ迷走しつつ。小立野台に上がる坂はないかと探していたら「馬坂」発見。こんな急な坂を馬が酷使されていたかと思うと、サピエンス全史やホモデウスを読み返すまでもなく、身勝手な人類種の末裔に蹂躙されてきた馬たちに同情を禁じ得なかった。
自宅へ戻って引き続き家事をこなして、恒例の町内会の懇親会へ。今回は近所の会館で参加の閾を低く設定してもらった。おかげで老若男女バランスよく集まったかな。ここに越してきて3年目。ずいぶん顔見知りも増えた。お酒の勢いも手伝って好き勝手やってしまった罰が当たったか、帰りに階段で滑って尻もち。どどどと鎌田行進曲の階段落ちの様に滑り落ちてしまった。
5:30起床 お休み満喫
連休初日。お仕事の性質上、連休中に休んだことがないという女房殿と世間並みの連休らしい一日を過ごした。