Webと自転車のはざまで

自転車と仕事を愛する男、mattaの日記のようなものです。

5:30起床 街ランと町内会懇親会

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 5:30起床。すっかり習慣となったオーディオブックを聞きながらの家事。何事も集中しながらと思ってはいるが、ワンパターンの朝食作りなので、少ないながらもワーキングメモリは空いている。ちょこちょこ聞いてきたバーゲン価格で手に入れた「サピエンス全史」も最終盤。これまで、歴史というと宗教や文化、地理など軸となる概念を念頭に置きながら考えることはしてきたつもりだが、本書ではそれだけにとらわれず、著者の人類学、生物学など広範な知見から編み出される考察には正直恐れ入った。著者曰く

歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を拡げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するためなのだ。

 ここに立ち返っているのが、うれしいしもっと勉強したいという気にもなった。お正月に読んだ「ホモデウス」も聞いてみようとサイトを覗くと定価になっていた。

勤めに出る女房殿に広坂まで送ってもらってお散歩ラン開始。荒れる予報であったが、雨風もなく、用心のため着てきたカッパも暑苦しくなってきた。大手町から東山を通り抜けて卯辰山へアプローチ。車は来ないが滑り止めの入った急坂。その先には今が満開の菖蒲園があった。神社さんを抜けて浅ノ川界隈へこれまた急坂を降りる。以前から気になっていた卯辰山から見下ろす。甍の波の横山町界隈を探索。

自宅の近所の犀川べりもこのような古い町屋が密集しているが、日曜の朝はとても落ち着いていて歩く人もまばら。グネグネ迷走しつつ。小立野台に上がる坂はないかと探していたら「馬坂」発見。こんな急な坂を馬が酷使されていたかと思うと、サピエンス全史やホモデウスを読み返すまでもなく、身勝手な人類種の末裔に蹂躙されてきた馬たちに同情を禁じ得なかった。

自宅へ戻って引き続き家事をこなして、恒例の町内会の懇親会へ。今回は近所の会館で参加の閾を低く設定してもらった。おかげで老若男女バランスよく集まったかな。ここに越してきて3年目。ずいぶん顔見知りも増えた。お酒の勢いも手伝って好き勝手やってしまった罰が当たったか、帰りに階段で滑って尻もち。どどどと鎌田行進曲の階段落ちの様に滑り落ちてしまった。

 

 

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

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